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◆ 02:15日目/繰り返されるレイプ #1



 UXは大型の潜水艦である。だが各部は自動化が進んでおり、その巨体からすれば乗員数は格段に少ない。そして今は、その元々少ない定員よりもさらに乗員数を減らした状態で航海を行っていた。
 原因は、レッド提督の没後にUSRから逃げ出した男達が多数存在したためである。その直接的な影響は、このUXにも及んでいたのだ。
 だがそれでも、操舵士、ソナー士、水雷班、整備班、炊事班、医療班等々、計五十九人の男達が乗りこんでいる。
 その五十九人のうち、艦長であるアーサーだけを除いた五十八人。
 彼らは、最低でも一回はあゆみを犯していた。

 食事と睡眠、そしてほんの僅かな休憩。
 それ以外の全てが、男達との性行為の時間。
 それが、この艦でのあゆみの暮らしになっていた。




■ 潜水艦UX - 個室 - ■


「へへ……、おまたせ。あゆちゃん」

「今日もよろしくな」

 部屋へ運ばれた朝食をあゆみが食べ終わった頃。
 いつものように、非番の男達数人が部屋のドアを開いた。

「くっ――……」

 あゆみは慌てて椅子から立ち上がり、顔を強ばらせる。
「今日はもしかして男達が来ないのでは」と、僅かな希望を膨らませていたあゆみだったが、それはあっさりと打ち砕かれていた。

 あゆみは、料理と一緒に備え付けられていたスプーンと皿を手に取る。

「うぅ……っ」

 そして、その頼りない武器で男達を威嚇しながら部屋の隅へと後ずさった。

「……おいおい、そんなものテーブルに置いとけよ」

「往生際悪いぜ、あゆちゃん。ほーら、こっちおいで」

 あゆみの抵抗は二週間経った今でも相変わらず。結局無駄に終わるのはあゆみも身に染みていたが、それでも毎回けなげに反抗を試みる。その性格ゆえか、これだけの目にあっても、男達に屈するような真似など決してしなかった。

「しょうがねぇなぁ。ったく」

 いつも通りの少女の態度に、男達はやれやれと肩をすくめる。だがその表情に、厄介だと言うような色はまるで無い。口では面倒そうに言う男達だったが、そんな彼女の反応を、男達はむしろ喜んでいた。




 少女を何度も犯した男達。だが彼らもやはり普通の人間だ。
 こんな特殊な機会が無ければ、性犯罪など一生行わなかった者がほとんどだろう。
 だからもし、彼女がいつまでも恐怖に怯えて泣き叫び続けるようであれば、男達の多くは次第に罪悪感にさいなまれるようになっていたかもしれない。

 けれどあゆみは、度重なる陵辱を受けてもなお気丈に振る舞い、抵抗してくる。その意志の強そうな瞳からは光が失われない。
 あゆみのそんな強気な態度のおかげで、男達はあまり罪の意識を持たず、存分に彼女を犯すことが出来たのだ。

 少女の反抗的態度が歓迎すべきものである理由は、もう一つあった。
 それは男達の多くが、あゆみのことを『性的に虐め可愛がりたい存在』として見るようになってきていたからだった。

 当初、レッド提督の仇である707号の関係者だと言うことが、あゆみを犯す大義名分に用いられた。だが、彼女に何の罪も無いことくらい男達もよく分かっている。
 今でも少女のことを『復讐の対象』であると見なしているのは、ごく一握りの熱狂的なレッド提督の信奉者だけになっている。
 憎しみの感情など抱けない他の男達は、いじらしい少女と日々を過ごすうちに、ほんのわずかとはいえども彼女に惹かれてきてしまっていたのだ。

 とはいえ、そこは犯す側の集団と一人の生贄の関係。
 「少女に優しく接しよう」というような空気は作られがたく、己の中に生まれつつある気持ちに気付く男なども皆無である。
 その中で燻ってしまった男達の心の内は、性欲とあいまった嗜虐心へと置き換わってきていた。
 可愛いが故に虐めたくなる――と言う、歪んだ感情だけが増幅してきていた。

 抵抗があればあるほど、虐めがいがあるというもの。
 勝ち気であればあるほど、組み伏せがいがあるというもの。

 あゆみは懸命に反抗を続けるが、それは不幸にも、男達を悦ばせるだけのものでしかなくなっていた。




「――にしてもさ。新しい服、いいよな」

 一人の男があゆみの全身を眺めて言う。

「ああ。かわいいじゃん、あゆちゃん」

「サイズもちょうどよかったねぇ」

 それに他の男も賛同する。

 

 あゆみが今日着ている服は、真新しい物だった。
 それも、今まで着せられていたぶかぶかの軍用の服ではなく、彼女の背丈に合った子ども用の服である。
 数日前の帰港の際に、一部の男達は様々な性器具を仕入れてきていたが、そちらとは別にあゆみの日用品などを買い込んできた男達がいたのだ。今あゆみが着ている服も、彼らが買ってきた物の一つだった。

 この艦に連れてこられてから、あゆみは主に自分のバッグに入れてあった部屋着を着ていた。それは、父の職場近くにある家族用宿泊施設に泊まるために用意してきたものだった。

 そんな数少ない自前の服は、度重なる強姦のためにすぐに汚されてしまっていた。
 他に着られるものといえば、乗員用にストックしてある軍服だ。だが大人の男用のそれはあまりに大きすぎたし、下着に至っては代わりになるような物など無い。
 あゆみが初日に着ていたお気に入りのワンピースも酷い乱暴のせいで破けてしまっていたし、新しい服が買い与えられたのは、そんな状況を見かねた男達のささやかな配慮からだった。


「くっ・・・・・・・・・」

 けれどあゆみは、そんなことに嬉しさなど露ほども感じていなかった。
 男達に装いを褒められた彼女は、むしろ顔をしかめる。

 男達から買い与えられた物を身に着けるのは、あゆみにとって極めて不本意なことでしかないのだ。
 けれども、バッグに入れてきた愛用の黄色のキャミソールなどは洗濯中。
 今まではこういう時には乗員用の服を着るしかなかったのだが、それもまたあゆみにとっては非常に苦痛な行為なのである。

 あゆみはかなり逡巡した末、『男達とお揃いの服よりはまし』と言う結論に達し、買い与えられた服に袖を通していた。

「……うぅ…………」

 そんなジレンマがあるからこそ、男達に服のことを話題にされても、あゆみはむかむかとした腹立たしさしか湧き上がって来なかった。

「いつもと違うと、ちょっと興奮しちまうな」

「犯しがいがあるってもんだぜ。へへ……」

「っ――――……」

 男達の鼻息は荒い。
 新鮮な姿のあゆみに一刻も早く触れたくなったのか、男達は一歩足を進める。

「もぉ、あっち行ってよッ!」

 あゆみは、近付いてくる男達を追い払おうと、スプーンを持った腕を振るった。

「ううぅっ!!」

 さらには、手に持った皿を男達めがけて投げつけようとする。

 だが男達はニタニタと嬉しそうな顔をするだけ。
 あゆみが動く度に、薄手のパーカーの布は引っ張られ、華奢な身体の線を浮き上がらせる。
 プリーツスカートは軽く翻り、細くて白い太ももをちらりと覗かせる。

「……へへっ…………」

 そんな瑞々しいあゆみの肢体が眩しくて、男達は思わず口の端を歪めた。

「……ハァ、ハァ……、たまんねーよな」

 彼女がこうしていかにも少女らしい普通の服を着ているのは、初日以来だ。
 あゆみが最初から持っていた部屋着も激しく性欲を刺激する逸品だったが、それとはまた違った味わいがある。
 新鮮さを感じさせる少女の姿に、彼らの股間の一物は膨張せざるを得なかった。

「さっさとこっち来いよー」

「近づかないでよっ!やだって言ってるのっ!」

「可愛がってやるからさぁ」

 辛抱しきれないのか、少し苛立たしさを混じらせた声を上げながら男達は距離を詰めていく。

「も――、もうヤダァ! だいッ嫌い! あんたたち、平気で嘘つくしっ! 昨日だって、昨日だってしないって約束したのにぃっ!」

 あゆみはそんな目が血走った男達を突っぱねるように、大きな声を出していた。

「ん?」

「昨日って、俺ら、なんかしたっけ?」

 男達は覚えのない非難に首をかしげる。
 あゆみが言っているのは、昨日順番だった男達のことだった。

 昨日の男達は、最初はあゆみに甘い言葉をかけた。だけどかわされた口約束は反故にされ、結局あゆみはいつも以上に乱暴に犯される羽目になったのだ。

 今あゆみの目の前にいるのは昨日とは違う男達。
 でもそんなことはあゆみにとって大きな問題ではない。
 この艦の男達を『全員同じような悪人』という一括りでしか認識していないあゆみは、まだ収まりのつかない昨夜の憤りを、さしあたり目の前にいる男達にぶつけていたのだ。

「あぁ、あれのこと言ってるのか」

「ん、何?」

「昨日順番だった奴らがさ、『中出しはしないから――』とか言ってあゆちゃんを大人しくさせて悪戯し始めたらしいんだけど、結局最後はガンガン中に出しまくっちまったんだって」

「俺も聞いた。しかもかなり無茶やって、失神までさせちまったらしいじゃね」

「ははっ、それで今日は一段と機嫌悪いのか?」

「この間ドックで軽く性教育も受けちまったって話だろ? 精液注ぎ込まれるのに抵抗出来ちまったんだろうなぁ。ふひひっ、これからは余計面倒臭くなっちまうじゃねぇかよ」

 事情を察し、イヤらしく笑う男達。
 乗員達の間では、あゆみ関する話題は些細なことでもにすぐに広まる。
 昨日の件も、帰港した際にあゆみが性交や中出しの意味を教えられた件も、皆に筒抜けだった。


「……うぅ……」

「ま、それは昨日の奴らが悪いよな」

「確かになぁ。あゆちゃん素直で良い子なんだから、騙しちゃいけないよなぁー」

 小さくうなり声を上げ続ける小動物のようなあゆみに、男達は理解があるようなそぶりをみせる。

「だな。ま、その点、俺らは大丈夫だから安心しな」

 そして、こそこそと耳打ちし始めた。顔を見合わせてニヤニヤする。
 彼らはうなずき合うと、さらにあゆみのそばへにじり寄った。

「じゃ――……、じゃあなんでこっち来ようとしてるのっ!? さっさと出てってよ!」

「いやー、俺達は、昨日の奴らみたいに『嘘』はつかねぇって言ってんだよ」

「……っ?」

「分かんねぇかな?」

 笑みを一段と醜く歪める男達。

「だからよぉ、今から俺達は、『あゆちゃんの膣内に、たっぷりと精液を流し込んでやる』って言ってんだよ!」

「くくくっ! お腹がパンパンになるまでな! 嘘じゃないぜ!」

「っ――――……ッ!!」

 嘘はつかず騙すようなことはしない。
 ただその代わりに男達は、これから自分達がするであろうことを、正確に少女に伝えていた――。





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